掲載している小説についての、どうでもいい話や言い訳的な長いあとがき。
今回は「飽くなき赤色」について。
書こうと思ったキッカケは、とあるコンペの開催をたまたま知って、そこで参加してみようと思ったのが始めでしたね。
それが、2年前。そのコンペでの評価は散々で、下から数えて3つか4つめぐらいだったんですが、
そこで割合初めて「本物の批評」をされて、それからもっと真剣に書こうってなったのを覚えています。
その後、改稿を重ねてまた別の場所で評価とかしてもらって、また改稿を重ねて……で今に至る。と。
そんなわけで色々と思い入れの強い作品です。
某所にて、この短編を第1話として、無理やり続きを書いて長編にしたのもいい思い出ですw
一応そっちは全26話でした。
サブタイをAに始まりZに終わるって風にしたかったので。だから26。
主人公は実は生きていて、「飽くなき赤色」におけるヒロインが登場したり、
疑似同居生活があったり、ヒロインにお風呂覗かれちゃったり(ん?)、
やはり最後は血に塗れて、色々あった末、ヒロインとくっついちゃったり。。。
そちらの長編については、まぁぶっちゃけ今よりもっと未熟な自分が書いたものということで、
あんまり公開はしたくないのですが、『紀織』か『飽くなき赤色』で検索すれば出ると思います。
自分は、小説を書く時は、ラノベを意識してるので、文章作法は割とフランクです。
>止まらない。止めどなく笑いが込み上げてくる。止まらない。止まらない。止まらない。止まらない。止まらない。止まらない……!
と同じ言葉を繰り返してみたり、
>四年前、お前が若菜を殺してさえいなければ、俺は。
>四年前、お前が若菜を殺してさえいなければ、俺はこんな風にはならなかったのに。
>四年前、お前が若菜を殺してさえいなければ、俺は……。
と、同じ文章を繰り返してみたり。。。
特に、似たような音の似たような言葉を繰り返すのが好きなんです。
これはまぁ、俺の他の作品を読んでたら割と目につくと思いますが。
例えば、K'D'-007xでは、
>憎悪なのか。嫌悪なのか。害意なのか。殺意なのか。
>憎悪だろう。嫌悪だろう。害意だろう。殺意だろう。
上の二つのやり方を混ぜたようなのがあったりしますねwww
内容としては、ある男子高校生の復讐劇のようなもの。
実際には復讐じゃないんですけど、傍目には復讐みたいなもんですね。
■神原秋介
主人公です。かんばら君です。シュウスケ君です。
物心ついた頃から、キザったらしいクールでスかした性格で、
別に中二病とかじゃなくて、ホント、それが素で地の性格。
そのせいで、女子からの人気は高いけど、男子からは嫌われてるという。。。
冒頭で既に死んでいる親友は、まるっきり正反対の性格で、
女子男子隔てなく人気の高い明るい人でした。そして若干、下ネタ好き。
何で秋介と親友かというと、別段何かがあったワケではなく、
始めて会った時に、気が合ったとかそんな感じ。
親友が死に、復讐のような行動を取りますが、厳密には復讐ではないんですね。
じゃあ何だっていうと、それは『衝動』。
理性や感情よりも上位の存在。人が最もやりたい事。それが『衝動』。
えーっとまぁ、説明がめんどいので、省略しますが、
秋介にとっての衝動は「若菜(親友)」だったので、
その親友が死んだ時に、秋介は生きる指針を失ってしまい、
じゃあせめて最後に、死んだ親友のために何かをしようとして、あぁいう行動をとった。
一般にそれを復讐と呼ぶのだけど、秋介にとってそれは復讐じゃなくて、「親友のため」っていう行動なんですね。
・「親友のため」に消しゴムを貸す。
・「親友のため」に犯人を殺す。
例えばこの二つは秋介にとって同列であり、何ら違いのない行動となってしまってるんです。
そんな異常な考えになったのは、
秋介が「若菜(親友)」という衝動を持っていると無意識下で気づいてしまったがため。
それはオカシイと思う理性や、犯人が怖い・死んで悲しいという感情よりも上位の存在。それが衝動。
長編の方ではもう少し掘り下げてますけど、まぁ概ねこんな感じ。
地味に不老。でも、不死ではない。(主人公補正は除く)
親友が死に、家族も殺され一気に四年の月日が過ぎて21歳大学生なのに、見た目は17歳高校生。
まぁ特に意味は無い。飾りみたいなもん。
不老とは言っても、髪は伸びるし、食事は必要だし、新陳代謝も正常に機能しているという、何とも都合の良い体。
それでも、死ぬ時は死ぬ。
実は和系が好き。和食とか和服とか。和服がものすごく似合うという設定。
何か思い入れ強いし、短編に載せてる以上の設定があるもんで、
何をどう語ればいいのか解んなくなってきた。
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